ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)の整理(募集満口)

2023年7月18日、DMMバヌーシーにて、ラヴズオンリーユーの初仔である「ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)」の募集が開始され、7月21日には満口となりました。

45,000円×4,000口の1億8,000万円での募集という一口馬主としては比較的高額馬かつ口数も多いなかであっという間の満口でした。

ラヴズオンリーユーは、バヌーシーに初のGI勝利をもたらし、クラブの代表馬であり、歴史的名牝といえる実績を残しています。そのラヴズオンリーユーの仔ということで、圧倒的な人気を見せてくれましたね。

募集は無事満口となりましたが、ラヴズプレミアムをより理解し、これからも楽しく応援していきたいと思います。

ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)の概要

ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)は2023年2月27日月曜日生まれの鹿毛の牡馬で、2023年7月12日時点で体重180kgです。

生産・育成牧場はノーザンファームファームです。

まだ当歳ですが、母ラヴズオンリーユーと同じく矢作 芳人/関西への入厩がすでに予定されています。

ラヴズプレミアムは2月27日生まれですが、2月14日が平均誕生日となる1〜2月生まれの牡馬の平均体重と比較するとやや小柄な馬体重に見えます。

ただ、まだ当歳馬(0歳)で生まれたばかりですし、成長途上で変動も大きいと思いますのであくまでも参考情報にしつつ、今後の推移などにも注視していきたいと思います。2月27日生まれと、比較的早生まれだったこともこれから追い風になるといいですね。

ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)の母系や近親

母、ラヴズオンリーユーは国内外でGI4勝、JRA賞最優秀4歳以上牝馬、アメリカ芝牝馬チャンピオン(エクリプス賞)と、非常に優秀な成績を収めています。

アメリカの年度代表表彰であるエクリプス賞の最優秀芝牝馬(Outstanding Female Turf Horse)は、ラヴズオンリーユーの曾祖母Miesque(ミエスク)が1987年・1988年に表彰されており、曾祖母&ひ孫での表彰記録になっています。

祖母の、ラヴズオンリーミーは未出走の米国馬でしたが、ラヴズオンリーユーやリアルスティールなどの名馬を産み、繁殖牝馬として大活躍しています。

ラヴズオンリーミーの子や孫はセレクトセールに上場した馬も多く、下記のように高額馬が多くなっています。

  • グラヴィス(子):2021年セレクトセール3億800万円・当歳牡馬
  • ダノンシュネラ(孫):2019年セレクトセール1億7,820万円・1歳牝馬(ラッドルチェンドの仔)
  • ショウナンハクウン(孫):2021年セレクトセール1億7,600万円・1歳牡馬(ラッドルチェンドの仔)
  • サトノドルチェ(孫):セレクトセール8,580万円・1歳牡馬(ラッドルチェンドの仔)
  • テルツェット(孫):2018年セレクトセール5,400万円・1歳牝馬(ラッドルチェンドの仔)

ラヴズプレミアムもラヴズオンリーミーの孫にあたりますが、母が名馬ラヴズオンリーユーであることも考えると、個人的には1億8,000万円の募集価格も納得感があります。

本馬の伯父(おじ)にラヴズオンリーユーの全兄のリアルスティールなどがいます。
リアルスティールはドバイターフ(GI)、毎日王冠(GII)、共同通信杯(GIII)などの勝ち馬で、種牡馬としてもオールパルフェ(デイリー杯2歳S-GII 勝ち馬)を輩出するなど活躍しつつあります。

いとこには、ダービー卿チャレンジT(GIII)勝ち馬のテルツェットがいて、今年から繁殖入りしています。

曽祖母のMonevassiaは、競走成績は未勝利の米国馬でしたが、名馬Kingmamboの全妹という超良血馬です。Monevassiaは、ラヴズオンリーミー以外にもRumplestiltskin(GI 3勝馬)を産み、Rumplestiltskinの仔にはTapestry(英ヨークシャーオークス勝ち馬)がいます。また、ラヴズオンリーユー2023のはとこにあたるゼッフィーロ(メトロポリタンS 3着馬)もMonevassiaのひ孫なので、活躍馬の裾野が広がっています。

高祖母のMiesque(ミエスク)がまた歴史的な名馬です。競走成績としてはGIを10勝、敗戦もGIレースで2着が3回、3着が1回あるだけで、それ以下の負け方はありません。繁殖牝馬としても名馬Kingmambo(GI 3勝)、East of the Moon(GI 3勝)を産むなど圧倒的な成果を挙げています。

Kingmamboからはエルコンドルパサーキングカメハメハなど日本でもGI優勝馬や種牡馬として活躍した馬が生まれており、Miesque(ミエスク)の子孫は世界中で活躍しています。

ちなみにMiesque(ミエスク)は、競走馬育成シミュレーションゲームで有名な「ダービースタリオン(ダビスタ)」の名牝・輸入繁殖牝馬「サヨナラ」のモデルになった馬でもあります。そうゆう意味では、ラヴズオンリーユー2023は「サヨナラ」の孫の孫のような存在ともいえ、ダビスタファンとしても熱くなれますね。

ラヴズプレミアムの父、エピファネイアは14戦6勝 [6-2-1-5] GI 2勝馬(菊花賞-GI・ジャパンカップ-GI)、皐月賞、日本ダービーも2着に入着しており活躍しました。同世代のライバルにはキズナなどがいます。

種牡馬としてのエピファネイアの代表産駒にはデアリングタクト(牝馬三冠馬)や、エフフォーリア(有馬記念勝ち馬)、サークルオブライフ(阪神JF勝ち馬)などいます。EIは下図の通りダートよりも芝での活躍が多い傾向となってますね。総合での1.0以上のEIは引き続き維持しています。

エピファネイアのEI

ラヴズプレミアムの母父であるディープインパクトは、言わずとしれた歴史的名馬ですね。種牡馬としてもリーディングサイアーランキングの首位を走り続けてきましたが、近年は母父(ブルードメアサイアー・BMS)としての成績も伸ばし、BMSのEIは下記の通りです。母父としてもキセキジェラルディーナなどのGI馬を輩出しています。

ほか、近親には下記のような競走馬がいます。

ラヴズオンリーユー(牝・16父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):16戦8勝 [8-2-3-3] JRA最優秀古牝馬、アメリカ芝牝馬チャンピオン(エクリプス賞)、GI 4勝(うち、海外GI 3勝)、優駿牝馬(オークス)-GI 1着、香港QE2世C-GI 1着、米国BCF&Mターフ-GI 1着、香港C-GI 1着、京都記念-GII 1着、忘れな草賞-L 1着、エリザベス女王杯-GI 3着2回、ドバイシーマクラシック-GI 3着、札幌記念-GII 2着、鳴尾記念-GIII 2着
祖母ラヴズオンリーミー(牝・06父・Storm Cat、母・Monevassia):0戦0勝 [0-0-0-0] 未出走・米国産
おばラッドルチェンド(牝・10父・Danehill Dancer、母・ラヴズオンリーミー):9戦1勝 [1-1-1-6] 地方1勝(大井競馬場・小岩特別競走 1着)
いとこテルツェット(牝・17父・ディープインパクト、母・ラッドルチェンド・セレクトセール5,400万円):13戦7勝 [7-0-1-5] ダービー卿チャレンジT-GIII 1着、クイーンS-GIII 1着 2回
いとこダノンシュネラ(牝・18父・ドゥラメンテ、母・ラッドルチェンド・セレクトセール1億7,820万円):18戦2勝 [2-0-0-16] 3歳以上1勝クラス勝ち馬
いとこサトノドルチェ(牡・19父・オルフェーヴル、母・ラッドルチェンド・セレクトセール8,580万円):14戦2勝 [2-2-2-8] 地方2勝(2023年7月21日時点)
いとこショウナンハクウン(牡・20父・ダイワメジャー、母・ラッドルチェンド・セレクトセール1億7,600万円):5戦1勝 [1-0-0-4] 未勝利勝ち(2023年7月21日時点)
おじラングレー(牡・11父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):33戦6勝 [6-1-3-23] 洛陽S-OP 1 着(リアルスティール、ラヴズオンリーユーの全兄)
おじリアルスティール(牡・12父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):17戦4勝 [4-5-2-6] ドバイターフ-GI 1着、毎日王冠-GII 1着、共同通信杯-GIII 1着、皐月賞-GI 2着、菊花賞-GI 2着、天皇賞(秋)-GI 2着、ドバイターフ-GI 3着、スプリングS-GII 2着、神戸新聞杯-GII 2着、中山記念-GII 3着(ラヴズオンリーユーの全兄)
おじプロディガルサン(牡・13父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー・セレクトセール1億9,440万円):35戦3勝 [3-8-4-20] 芙蓉S-OP 1 着、セントライト記念-GII 3着、東京スポーツ杯2歳S-GIII 2着、東京新聞杯-GIII 2着(リアルスティールの全弟、ラヴズオンリーユーの全兄)
おばカデナダムール(牝・14父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):3戦0勝 [0-0-0-3] (リアルスティールの全妹、ラヴズオンリーユーの全姉)
いとこリーゼダムール(牝・21父・ドレフォン、母・カデナダムール):0戦0勝 [0-0-0-0] 新馬・未出走(2023年7月21日現在)
おじジンゴイスト(騙・15父・ハーツクライ、母・ラヴズオンリーミー):30戦5勝 [5-5-2-18] 障害-OP 1 着
おばラヴユーライヴ(牝・17父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):19戦4勝 [4-3-2-10] 立雲峡S(3勝クラス)勝ち馬(リアルスティールの全妹、ラヴズオンリーユーの全妹)
おじディーンズリスター(牡・19父・ディープインパクト、母・ラヴズオンリーミー):3戦1勝 [1-0-0-2] 未勝利戦勝ち馬(リアルスティールの全弟、ラヴズオンリーユーの全弟)(2023年7月21日時点)
おじグラヴィス(牡・21父・ハーツクライ、母・ラヴズオンリーミー・セレクトセール3億800万円):0戦0勝 [0-0-0-0] 新馬・未出走(2023年7月21日時点)
曽祖母Monevassia(牝・94父・Mr. Prospector、母・Miesque):フランス0戦2勝 [0-1-0-1](Kingmamboの全妹)・米国産
おおおじTrevi Fountain(騙・00父・Sadler’s Wells、母・Monevassia):43戦2勝 [2-2-3-36] アイルランド障害勝ち馬・アイルランド産
おおおばWoman Secret(牝・02父・Sadler’s Wells、母・Monevassia):0戦0勝 [0-0-0-0] 未出走・アイルランド産
いとこおばWild Wind(牝・08父・Danehill Dancer、母・Woman Secret):17戦2勝 [2-7-2-6] 愛RUBY S-L 1着、仏1000ギニー-GI 3着、愛ダンスディザインS-GIII 2着、愛ソロナウェイS-GIII 2着、愛レパーズタウン1000ギニーTR-GIII 2着、愛パークS-GIII 2着、ドイツ産
はとこWild Bud(牝・14父・Dubawi、母・Wild Wind):8戦2勝 [2-2-0-4] ドイツBAYERISCHER SPRINT CUP-L 1着、アメリカ産
はとこゼッフィーロ(牡・19・ディープインパクト、母・Wild Wind):10戦4勝 [4-3-2-1] メトロポリタンS-L 3着(2023年7月21日時点)
おおおばRumplestiltskin(牝・03父・Danehill、母・Monevassia):7戦5勝 [5-0-1-1] 仏マルセルブサック賞-GI 1着、愛モイグレアスタッドS-GI 1着、愛デビュターントS-GII 1着、アルバニーS-GIII 3着・アイルランド産
いとこおばTapestry(牝・11父・Galileo、母・Rumplestiltskin):12戦3勝 [3-3-0-6] 英ヨークシャーオークス-GI 1着、愛デビュターントS-GII 1着、愛オークス-GI 2着、愛モイグレアスタッドS-GI 2着、愛ブランドフォードS-GII 2着、アイルランド産
高祖母Miesque(牝・84父・Nureyev、母・Pasadoble):米英仏16戦12勝 [12-3-1-0] アメリカ芝牝馬チャンピオン(エクリプス賞)2回、米BCマイル-GI 1着2回、英1000ギニー-GI 1着、仏1000ギニー-GI 1着、仏ジャックルマロワ賞-GI 1着2回、仏ムーランドロンシャン賞-G1 1着、仏イスパーン賞-GI 1着、仏マルセルブサック賞-GI 1着、仏サラマンドル賞-GI 1着、仏P.IMPRUDENCE-L 1着、仏オークス-GI 2着、英クイーンエリザベス二世S-GI 2着、仏ムーランドロンシャン賞-GI 2着、仏モルニー賞-GI 3着、米国産
そうそはくふKingmambo(牡・90父・Mr. Prospector、母・Miesque):英仏13戦5勝 [5-4-2-2] 仏2000ギニー-GI 1着、仏ムーランドロンシャン賞-GI 1着、英セントジェイムズパレスS-GI 1着、仏P. DJEBEL-L 1着、仏サラマンドル賞-GI 2着、英クイーンエリザベス二世S-GI 3着、仏ジャックルマロワ賞-GI 3着、仏カブール賞-GIII 2着、仏トーマスブライアン賞-GIII 2着・米国産
そうそはくぼEast of the Moon(牝・91父・Private Account、母・Miesque):米英仏8戦4勝 [4-2-0-2] 仏オークス-GI 1着、仏1000ギニー-GI 1着、仏ジャックルマロワ賞-GI 1着、仏ムーランドロンシャン賞-GI 2着、仏グロット賞-GIII 2着・米国産
2023/7/21時点

近親の勝ちレースの様子

ラヴズプレミアムは超良血馬ということもあり、近親の勝ちレースも多岐にわたりますが、個人的にも印象的だったものをいくつかピックアップしました。

まずは、母ラヴズオンリーユーが日本調教馬として初めて米国ブリーダーズカップを制し、同じく日本調教馬として初めてエクリプス賞の受賞に繋がったBC Filly and Mare Turf-GI。ゴール直後の矢作先生を始めとした関係者の歓喜の様子にも胸が熱くなりますね。

Youtube:Breeders’ Cup 2021: Filly and Mare Turf (FULL RACE) | NBC Sports

そして、ラヴズオンリーユーにとってもバヌーシーにとっても初のGI勝利となるオークス。こんな感動をまた見たい。

Youtube:2019年 オークス(GⅠ) | ラヴズオンリーユー | JRA公式

最後に、高祖母Miesque(ミエスク)のBCマイル。圧倒的に強い!

Youtube:1987 Breeders Cup Mile Miesque + Replay

ラヴズプレミアム(ラヴズオンリーユー2023)の血統表

ラヴズプレミアムの血統表は下記の通りで、サンデーサイレンスの4×3(18.75%)、Hail to Reasonの5×5(6.25%)、Northern Dancerの5×5(6.25%)のクロスがあります。サンデーサイレンスの4×3は奇跡の血量と呼ばれる内容になってますね。

1代前2代前3代前4代前5代前
エピファネイアシンボリクリスエスKris S.RobertoHail to Reason
Bramalea
Sharp QueenPrincequillo
Bridgework
Tee KayGold MeridianSeattle Slew
Queen Louie
Tri ArgoTri Jet
Hail Proudly
シーザリオスペシャルウィークサンデーサイレンスHalo
Wishing Well
キャンペンガールマルゼンスキー
レディーシラオキ
キロフプリミエールSadler’s WellsNorthern Dancer
Fairy Bridge
QueridaHabitat
Principia
ラヴズオンリーユーディープインパクトサンデーサイレンスHaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアAlzaoLyphard
Lady Rebecca
BurghclereBusted
Highclere
ラヴズオンリーミーStorm CatStorm BirdNorthern Dancer
South Ocean
TerlinguaSecretariat
Crimson Saint
MonevassiaMr. ProspectorRaise a Native
Gold Digger
MiesqueNureyev
Pasadoble

ちなみに、ラヴズオンリーユーは今年はレイデオロをつけており、無事に生まれてくれるとラヴズオンリーユー2024は下記のような血統表になります。曽祖父と曾祖母のKingmamboとMonevassiaは全兄妹となるので3×3(25.00%)のクロス、名牝ウインドインハーヘアの4×3(18.75%)のクロスと、強いクロスが特徴的な仔になりそうです。そのほかMr. Prospectorの4x5x4(15.63%)のクロスもあります。

1代前2代前3代前4代前5代前
レイデオロキングカメハメハKingmamboMr. ProspectorRaise a Native
Gold Digger
MiesqueNureyev
Pasadoble
マンファスラストタイクーントライマイベスト
Mill Princess
Pilot BirdBlakeney
The Dancer
ラドラーダシンボリクリスエスKris S.Roberto
Sharp Queen
Tee KayGold Meridian
Tri Argo
レディブロンドSeeking the GoldMr. Prospector
Con Game
ウインドインハーヘアAlzao
Burghclere
ラヴズオンリーユーディープインパクトサンデーサイレンスHaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアAlzaoLyphard
Lady Rebecca
BurghclereBusted
Highclere
ラヴズオンリーミーStorm CatStorm BirdNorthern Dancer
South Ocean
TerlinguaSecretariat
Crimson Saint
MonevassiaMr. ProspectorRaise a Native
Gold Digger
MiesqueNureyev
Pasadoble
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